仕入れ・小売向け

仕入れサイトのおすすめ比較 — 事業者向け卸・仕入れサイトのタイプ別の選び方【2026年版】

読了目安 約9分
段ボール箱が積まれた部屋でノートパソコンを開き、仕入れサイトの注文内容を確認する事業者2人

写真: Kampus Production(Pexels)

仕入れサイトは、総合型・専門型・ブランド型・在庫を持たない型の4つに分けられます。まず幅広く商品を見たいなら総合型、食品など商材が決まっているなら専門型、他店と被らない品揃えを作りたいならブランド型、在庫リスクを抑えたいなら在庫を持たない型が向いています。登録料・月会費が0円で始められるサイトも複数あります。

「仕入れサイトはどれを使えばいいのか」——検索すると数十のサービス名が並び、どれも似た説明に見えて選びきれない、という声をよく聞きます。仕入れサイトは商品数の多さだけで優劣が決まるものではなく、扱う商材・発注量・在庫をどこまで持てるかによって合うサイトが変わります。

このガイドでは、事業者向けの卸・仕入れサイトを4つのタイプに整理し、主要なサイトの費用と特徴を比較したうえで、商材別・目的別の選び方をまとめました。なお本記事は、実店舗や EC で商品を販売する事業者の方に向けた内容です。

仕入れサイトは4つのタイプに分けられる

サービス名を1つずつ調べる前に、タイプで大きく分けておくと候補を絞りやすくなります。仕入れサイトは、扱う範囲と発送のしくみで次の4つに分類できます。

タイプ どんなサイトか 向いている事業者
総合型 ジャンルを問わず幅広い商品を掲載し、多数の仕入れ先が出店している 扱う商材がまだ固まっていない。まず選択肢の幅を見たい
専門型 食品・業務用資材など、特定の分野に絞って商品を集めている 商材が決まっていて、その分野の条件(保管・表示など)に詳しい仕入れ先が必要
ブランド型 作り手やブランド単位でキュレーションされ、1点ものや小規模ブランドが多い 他店と被らない品揃えを作りたいセレクトショップ・こだわりの EC
在庫を持たない型 注文が入ってから仕入れ先が発送するため、事前に在庫を抱えない 在庫リスクを抑えて商品数を増やしたいネットショップ

定番商品は総合型で安定して仕入れ、店の個性を出す商品はブランド型で探す、といったように、複数のタイプを組み合わせる使い方があります。オンラインでの仕入れと展示会・直接取引の違いはネット卸とはで整理しています。

主要な仕入れサイトを比較する

代表的なサイトをタイプと費用の観点で並べたのが次の表です。各社の公式サイトの記載にもとづいています(2026年8月時点)。金額や商品数は変わることがあるため、登録前に公式サイトで確認してください。

サイト タイプ バイヤー側の費用 特徴
NETSEA(ネッシー) 総合型 登録・月会費無料 商品数200万点以上。アパレルから日用雑貨・食品まで幅広い。登録は国内の法人・個人事業主・開業準備中の事業者(ビギナー会員)に限られる
スーパーデリバリー 総合型 フリープラン月額0円/スタンダードプラン月額2,200円(税込) 約3,400社が出展し、約220万点を掲載。店舗写真やサイト URL を確認する入会審査があり、1〜2営業日で結果が届く
Mマート 専門型(業務用食材) 買い手の会員登録は無料(プラン詳細は公式サイトで確認) 業務用の食材・食品を中心とした卸売市場。飲食店・宿泊施設・小売店など事業者に限定して利用できる
TopSeller(トップセラー) 在庫を持たない型 おためしプラン0円(5商品まで)/有料プランは月額480円〜 約30万点を掲載。ネットショップ向けで、梱包と配送を運営側が行うため在庫を持たずに販売できる
orosy のバイヤーポータル 総合型+ブランド型 登録・利用無料(クレジットカード登録不要) 複数の仕入れ先・約20万点を1つの画面・1つのカートで扱える。審査制で、審査を待つ間もテストモードで試せる

※ 金額の税込・税抜の表記は、各社公式サイトの掲載どおりに記載しています。

費用の考え方はサイトごとに違います。無料で使えるサイトが多い一方、月会費を払うことで取引条件の優遇を受けられるプランを用意しているサイトもあります。どちらが得かは発注量によって変わるため、まずは無料の範囲で商品の質と納期を確かめるのが安全です。

無料で仕入れができるサイト・0円で始められるサイト

「無料で仕入れができるサイト」という言葉には、2つの意味が混ざっています。

1つ目は、サイトの利用料が無料という意味です。NETSEA の登録・月会費無料、スーパーデリバリーのフリープラン(月額0円)、orosy のバイヤーポータルの無料登録がこれにあたります。この場合でも商品代金と送料はかかります。

2つ目は、売れる前に在庫を買い込まずに済むという意味です。在庫を持たない型のように注文が入ってから仕入れ先が発送するしくみなら、手元資金が少ない段階でも負担を抑えられます。

つまり「0円で仕入れられる」が指しているのは、多くの場合「初期費用と月額費用をかけずに始められる」ということです。なお、激安をうたう商品を価格だけで選ぶと、他店と品揃えが重なって値下げ競争になりやすくなります。掛け率や送料の考え方は卸価格の決め方で確認しておくと、手元に残る利益を見積もりやすくなります。

商材・事業形態別のおすすめの選び方

同じ「おすすめ」でも、扱う商材と事業の形によって答えは変わります。代表的なケースごとに、どのタイプから当たるべきかを整理しました。

あなたの状況 まず当たるタイプ 補足
開業したばかりの個人事業主 総合型(月会費のかからないもの) 登録時に開業届や事業内容の確認を求められることが多い。小ロットで試せるかを重視する
雑貨のセレクトショップ ブランド型+総合型 総合型で定番を押さえ、ブランド型で他店と被らない商品を足す
飲食店・食品小売 専門型(業務用食材) 保管温度・賞味期限・表示のルールに慣れた仕入れ先が必要
自社 EC の商品数を増やしたい 在庫を持たない型(購入者へ直送される)/商品データを先に取得できるサイト(届け先は自社拠点) 在庫を抱えずに掲載点数を増やせる。発送のしくみと日数を必ず確認する
仕入れ先が5社以上に増えてきた 複数の仕入れ先を横断できるサイト ログイン・カート・請求が分かれる手間を減らせる

雑貨は扱う範囲が広いため、どの価格帯を主力にするかを先に決めると候補が絞れます(雑貨の仕入れガイド)。食品は他の商材と条件が大きく異なるので、食品の仕入れガイドを先に読んでおくと失敗が減ります。

仕入れサイトを選ぶときに確認する5項目

候補を2〜3サイトまで絞ったら、登録前に次の5点を確認してください。ここを飛ばすと、登録後に「思っていた条件と違う」となりがちです。

確認する項目 なぜ確認するのか
利用料(初期費用・月会費) 発注量が少ない時期でも無理なく続けられるか
最低注文数量・最低発注金額 小ロットで試せないと、売れるか分からない商品に在庫を抱える
送料と、送料無料になる条件 掛け率が良くても送料で利益が消えることがある
支払い方法と締め日 資金繰りと経理の手間に直結する
登録・審査の条件 開業準備中でも登録できるか、必要書類は何か

最も見落とされやすいのが送料です。送料無料の基準は仕入れ先ごとに違うため、まとめ買いの単位を決める前に確認しておきましょう。開業段階からの全体の流れは小売店・EC の仕入れ完全ガイド、販路との組み合わせは販路の選び方が参考になります。

複数の仕入れ先を1つの画面でまとめる方法

仕入れサイトを比較していくと、ジャンルごとに強いサイトが違うため、登録先は自然と増えていきます。その結果、ログインもカートも請求書も登録先の数だけ分かれる、という状態になりがちです。

この分かれた作業をまとめる方法の1つが、複数の仕入れ先を横断できる仕入れサイトを使うことです。orosy のバイヤーポータルは、複数の仕入れ先・約20万点の商品を、1つの画面・1つのカートで検索から発注・請求書まで扱えます。仕入れ先が違う商品でもカートは1つで、個別の交渉や口座開設は orosy が引き受けます。

もう1つの特徴は、審査を待つ間もテストモードで試せることです。事業者向けの仕入れサイトは審査制が多く、通常は結果が出るまで中身を確かめられません。orosy のバイヤーポータルでは審査中でも検索から発注までの流れを試せます。テストモードでの操作は仕入れ先に通知されず、発送も課金もされません。承認後に実際のカタログが開きます。

また、商品データを先に取得して自社 EC に並べることもできます。在庫を持たずに掲載を始められるため、掲載点数を増やすときの在庫リスクを抑えられます。ただし発注は卸の条件のままです。商品ごとに販売単位があり、配送グループごとに最低注文金額が設定されている場合はそれを下回る発注はできません。お届け先は店舗・倉庫・事務所など事業者の拠点が前提です。登録・利用は無料で、かかるのは商品代金と送料だけです。なお、発注した商品に欠品があった場合は、実際に届いた分にだけ請求が発生します。

仕入れ先が複数にまたがった状態での運用方法は、仕入れ先の一元管理とは?で手順とチェックリストを解説しています。

よくある質問

仕入れサイトのランキングはありますか?

順位は評価の基準によって入れ替わるため、絶対的なランキングはありません。商品数で選ぶか、商材の専門性で選ぶか、費用で選ぶかによって適したサイトは変わります。タイプ別に絞り込み、自分の商材と発注量に合うものから試すほうが確実です。

無料で仕入れができるサイトはありますか?

登録料・月会費が無料の仕入れサイトは複数あります。NETSEA は登録・月会費が無料、スーパーデリバリーには月額0円のフリープランがあります。ただし無料なのはサイトの利用料であり、商品代金と送料は別途かかります。

0円で仕入れを始められるサイトはありますか?

初期費用0円で登録し、商品を探すところまで始められるサイトはあります。orosy のバイヤーポータルは登録・利用が無料で、クレジットカードの登録も不要です。商品代金と送料は発注時に発生します。

個人事業主が仕入れをするのにおすすめのサイトはどれですか?

個人事業主でも登録できる仕入れサイトは多くあります。開業直後は、月会費がかからず小ロットから試せるサイトが向いています。登録時に開業届や事業内容の確認を求められることが多いため、書類を事前に用意しておくとスムーズです。

ネットで仕入れて販売できるサイトはありますか?

あります。ネット上の卸・仕入れサイトで仕入れた商品は、実店舗でも自社 EC でも販売できます。ただし、販路や再販の方法に条件を設けている仕入れ先もあります。発注前に取引条件を確認してください。

雑貨と食品で仕入れサイトを分けたほうがよいですか?

食品のように保管や表示のルールが決まっている商材は、その分野に強い専門型のサイトを使うほうが確実です。雑貨のように幅の広い商材は、総合型とブランド型を組み合わせて品揃えを作るのが一般的です。商材ごとに得意なサイトが違うため、無理に1つにまとめる必要はありません。

複数の仕入れ先を、1 つの画面・1 つのカートで

orosy バイヤーポータルなら、複数の仕入れ先・約 20 万点の商品を、検索から発注・請求書まで 1 つの画面で扱えます。登録・利用は無料で、クレジットカードの登録も不要です。

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