仕入れ・小売向け

アソートとは — 卸・仕入れでの意味と、発注単位・入数との関係

読了目安 約13分
倉庫に積み上げられた段ボールのケース。側面に色の区分が書かれている

写真: Ihsan Adityawarman(Pexels)

アソートとは、複数の種類(味・色・柄・サイズなど)を組み合わせて1つの販売単位にまとめた商品、またはそのまとめ方を指す言葉です。卸・仕入れの取引では「1種類ずつ選ぶのではなく、決まった組み合わせで発注する商品」を意味します。1回の注文が何個単位になるかはアソートかどうかでは決まらず、商品ごとに設定された発注単位で決まります。orosy のバイヤーポータルで商品名に「アソート」を含む商品670点以上を2026-10-07 時点で全件数えたところ、1個単位で注文できるものが311件、2〜6個単位が289件、7個以上の単位が71件でした(2026-10-07 実測)。

「アソートとは」と調べたときに出てくる説明は、3つの異なる場面が混ざっています。

この記事が扱うのは3つめだけです。読者として想定しているのは、商品を仕入れて実店舗や EC で販売する事業者です。最初の2つは、一般的には「複数の種類が1つのパッケージにまとまっているもの」を指す言い方として使われます。意味そのものは取引用語と同じなので、本記事では深追いせず、仕入れの判断に必要な部分だけを書きます。

仕入れの場面でアソートが判断を迷わせるのは、言葉の意味ではなく発注の条件です。中身を選べるのか、何個単位で注文することになるのか、1回の注文がいくらからになるのか。以下では、定義、似た言葉との違い、発注単位と入数、1回の注文金額、発注前に確認する点の順に整理します。数量と金額は、2026-10-07 に orosy のバイヤーポータルのカタログで実測した値です。

アソートとは — 複数の種類を1つの単位にまとめた商品、またはそのまとめ方

アソートは英語の assort(取りそろえる、分類する)に由来する言葉で、取りそろえた状態のものを assortment と言います。日本の卸・仕入れの現場では、味・色・柄・サイズといった種類の違うものを決まった組み合わせで1つの販売単位にまとめた商品、またはそのまとめ方を指して使われます。

分野ごとに、何を組み合わせているかで言い方が変わります。

言い方 何を組み合わせているか よく使われる分野
アソート 味・色・柄・サイズなど、種類の違うもの全般 分野を問わず使われる
サイズアソート 同じ型番のS・M・Lなどのサイズ アパレル
カラーアソート 同じ型の色違い アパレル、ファッション雑貨
柄アソート・デザインアソート 同じ形の柄違い・デザイン違い 文具、生活雑貨
味アソート・フレーバーアソート 味の違い 食品、菓子
アソートセット・アソートパック 上記を1つのパッケージにまとめたもの 分野を問わず使われる

ここで押さえておきたいのは、アソートは中身の組み合わせについての言葉であって、数量についての言葉ではないことです。「アソートだからケース単位でしか買えない」「アソートだから数量が多い」とは限りません。何個単位で注文するかは、アソートかどうかとは別に、商品ごとに設定された発注単位が決めています。

卸売という取引そのものの仕組みは卸売とはで解説しています。

アソートと詰め合わせ・ミックス・セットの違い

アソートの周辺には、意味が近い言い方がいくつかあります。仕入れで見るべき点を列に入れて並べます。

呼び方 指しているもの 発注で確認するところ
アソート 複数の種類を決まった組み合わせで1つの単位にしたもの 組み合わせの中身と、発注単位
詰め合わせ アソートを日本語で言ったもの。贈答用のパッケージを指すことが多い 同上。贈答用は外装も販売時の見え方に関わる
ミックス 種類が混ざっていること。内訳が示されていない場合もある 何がいくつ入っているかが明記されているか
セット 複数点をまとめた販売単位。同じ商品が複数点でもセットと呼ばれる 種類が違うのか、同じものが複数なのか
単品・バラ 1種類ずつ選べる形 1点から注文できるか

違いは2点に集約できます。種類の構成が決まっているかと、仕入れる側が選べるかです。アソートと詰め合わせは構成が決まっているため、売れやすい種類だけを多めに仕入れることができない場合があります。ミックスは内訳が示されていないことがあるため、届いてから構成が分かることもあります。

呼び方は仕入れ先によってそろっていません。言葉で判断せず、商品ページの販売単位と商品説明に書かれた構成を見てください。

アソートで発注すると何個単位になるか — 発注単位と入数の読み取り方

発注の条件を読むときに使う言葉は2つです。発注単位は、注文するときに数量を増やす刻みです。1個単位、1セット単位、1ケース単位のように商品ごとに決まっています。入数は、1セットや1ケースの中に商品が何個入っているかです。ロットを含めた3語の違いは小ロット仕入れと送料で整理しています。

商品名に「アソート」を含む商品は670点以上あります。2026-10-07 時点で該当した671点すべてについて、1回の注文で数量が増える単位を数えた結果が次の表です。

1回の注文で増える単位 件数(実測した671点中) 読み取れること
1個単位 311件(46%) 1点から注文でき、数量も1個ずつ増やせる
2〜6個単位 289件(43%) セット単位。2個、4個、5個、6個などの刻みで増える
7個以上の単位 71件(11%) ケース単位。8個・10個・12個が中心で、最大は25個

2026-10-07 に実測した結果です(抽出ではなく、その時点で該当した671点すべてを数えています)。カタログは日々入れ替わるため、件数は前後します。

この表から言えることは2つあります。1つは、アソートでも半数近くは1個から注文できることです。「アソートはまとめ買い専用」という前提で候補から外すと、少量で試せる商品を見落とします。もう1つは、ケース単位のものは1回の注文で必要な数量が一気に上がることです。1個単位の商品と25個単位の商品が、同じ「アソート」という言葉で並んでいます。

注意したいのは、商品名の表記と発注単位が必ず一致するとは限らない点です。商品名に「ケース販売」「12個入り」と書かれた紅茶のアソートで、発注単位も12だった例がありました。ただし「12個入り」は入数の表記であって、発注単位を保証するものではありません。発注の前に、商品ページの販売単位の欄を見てください。

アソート1回の注文はいくらからになるか — 金額を決める3つの条件

1回の注文の最小金額は、商品名からは読めません。次の3つの条件の組み合わせで決まります。

条件 どこで決まるか 金額への効き方
発注単位 商品ごと 1個単位と25個単位では、同じ卸価格でも1回の注文が25倍変わる
卸価格 商品ごと 審査の承認後に、卸価格つきのカタログで確認できる
発送元ごとの条件 発送元のまとまりごと 送料、送料が無料になる基準、最低注文金額。最低注文金額は設定されていない発送元もある

「アソート」という表記だけでは、1回の注文にいくら必要かは読めません。前節のとおり発注単位の幅が1個から25個まであり、単価が同じでも必要な金額が大きく変わります。候補を絞るときは、商品名ではなく販売単位の欄と卸価格を合わせて見てください。

もう1点、1回の支払いは商品の金額だけでは決まりません。単価の低いアソートを1点だけ注文すると、商品より送料のほうが高くなることもあります。少量で仕入れるときに送料が1個あたりの原価にどう効くかは小ロット仕入れと送料にまとめています。

卸価格から自店の販売価格と粗利を計算する手順は掛け率の計算で解説しています。

サイズアソートとは — アパレルでの言い方と、発注前に確認する4点

サイズアソートは、1つの型番についてS・M・Lなどのサイズを決まった枚数ずつ組み合わせた発注の単位を指す言い方です。色違いを組み合わせたものはカラーアソートと呼ばれます。どちらもアパレルやファッション雑貨で使われ、組み合わせの中身は仕入れ先が設定します。

サイズや色の組み合わせが固定されている場合、売れやすいサイズだけを多めに仕入れることはできません。アパレルの仕入れの流れ、シーズンと納期の逆算、追加発注の可否までを含めた進め方はアパレルの仕入れガイドで扱っています。

分野を問わず、アソートの発注前に確認する項目は4つです。

確認する項目 何を見るか
中身の構成 何が何個入っているか。1種類ずつ選べるのか、固定されているのか
発注単位 1個単位か、セット単位か、ケース単位か。数量をいくつ刻みで増やせるか
1回の注文金額 卸価格 × 発注単位。発送元ごとの最低注文金額を満たせるか
売り切る順序 組み合わせのなかで動きが遅いものが残る前提で、採算が合うか

食品や菓子のアソートでは、これに賞味期限の残りが加わります。組み合わせの一部だけが先に売れて残りが期限を迎えると、1回の発注の採算が合いません。食品を扱う場合の仕入れ条件はカフェの仕入れガイドで解説しています。

orosy のバイヤーポータルでできること

orosy のバイヤーポータルは、複数の仕入れ先・約20万点の商品を、1つの画面と1つのカートから検索し、発注から請求書までを完結できるサービスです。仕入れ先ごとの個別の交渉や口座開設は orosy が引き受けるため、仕入れ先が違う商品でもカートは1つです。

商品名に「アソート」を含む商品は、2026-10-07 時点で670点以上あります。カタログに品目のカテゴリとして「アソート」があるわけではないため、商品名での検索で見つける形になります。発注単位と卸価格は商品ごとに表示され、この記事の実測のとおり、1個単位で注文できるものも多く含まれます。

送料と最低注文金額は、配送グループごとに設定されます。配送グループとは、同じ発送元でまとまる配送の単位を指す orosy での呼び方です。送料、送料が無料になる基準、最低注文金額はこの単位で決まり、グループによって金額が異なります。最低注文金額が設定されていないグループもあり、その場合は送料を負担すれば少量から注文できます。冷蔵・冷凍の商品には加算が付くグループもあります。実際の金額は、発注の前に画面で確認できます。商品の販売単位と、配送グループの最低注文金額(設定されている場合)を満たせば、少量での注文が可能です。欠品が発生した場合は、実際に届いた分にだけ請求が発生します。

登録・利用は無料で、かかるのは商品代金と送料だけです。初期費用も月額もなく、登録・審査の段階ではクレジットカードの登録は要りません。本番で発注する前には、カードの登録が必要です。事業者向けのサービスのため審査制ですが、審査を待つ間もテストモードで検索から発注までの流れを試せます(取引先に通知されず、発送も課金もされません)。承認後に、卸価格つきのカタログが開きます。登録時には会社名・事業者サイトの URL・事業内容を入力します(事業者サイトの URL は必須です。自社 EC、SNS のショップページ、出店モールの店舗ページなど、販売していることが分かる URL をご用意ください)。

よくある質問

卸・仕入れの取引で「アソート」と言うとき、何を指していますか。

複数の種類(味・色・柄・サイズなど)を組み合わせて1つの販売単位にまとめた商品、またはそのまとめ方を指します。1種類ずつ選ぶのではなく、決まった組み合わせで発注する形です。注意したいのは、アソートは中身の組み合わせについての言葉で、数量についての言葉ではない点です。1回の注文が何個単位になるかは、商品ごとに設定された発注単位で決まります。

商品名に「アソート」と書かれている商品は、何が決まっているのですか。

決まっているのは中身の組み合わせです。何の種類がいくつ入っているかがあらかじめ設定されていて、仕入れる側が1種類ずつ選べないことがあります。一方で、1回の注文で何個単位になるか、1回の注文がいくらからになるかは商品名からは読み取れません。商品名に「ケース販売」「12個入り」のような表記があっても、発注単位と必ず一致するとは限らないため、発注の前に商品ページの販売単位と卸価格を確認してください。

アソートは何個から注文できますか。

商品によって違い、1個から注文できるものもあります。orosy のバイヤーポータルで商品名に「アソート」を含む商品670点以上を2026-10-07 時点で全件数えたところ、1個単位で注文できるものが311件(46%)、2〜6個単位が289件(43%)、7個以上の単位が71件(11%)でした(2026-10-07 実測)。半数近くが1個単位です。一方、ケース単位で販売されているものは8個・10個・12個などの単位になり、最大は25個単位でした。何個単位になるかは「アソートかどうか」では決まらないため、商品ページの販売単位の欄を見てください。

アソートと詰め合わせ・ミックスはどう違いますか。

指しているものはほぼ同じで、使われる場面が違います。詰め合わせはアソートを日本語で言ったもので、贈答用のパッケージを指して使われることが多くあります。ミックスは種類が混ざっていることを表す言い方で、何がいくつ入っているかの内訳が示されていない場合もあります。仕入れで見るべきなのは呼び方ではなく、中身の構成が明記されているか、1種類ずつ選べるのか、何個単位で注文するのかの3点です。

「サイズアソート」「カラーアソート」とは何を指す言い方ですか。

サイズアソートは、1つの型番についてS・M・Lなどのサイズを決まった枚数ずつ組み合わせた発注の単位を指す言い方です。カラーアソートは、同じ型の色違いを組み合わせたものを指します。どちらもアパレルやファッション雑貨でよく使われ、組み合わせの中身は仕入れ先が設定します。発注の前に、何がいくつ入っているかと、動きが遅いサイズや色が残っても採算が合うかを確認してください。

アソートの中身(何がいくつ入っているか)は選べますか。

商品によって違います。中身の構成が固定されていて選べないものと、組み合わせの一部を指定できるものがあります。固定されている場合、売れやすい種類だけを多めに仕入れることはできません。商品ページの販売単位や商品説明に構成が書かれているため、書かれていない場合は発注の前に仕入れ先に確認してください。構成が分からないまま発注すると、何がいくつ届くかが受け取るまで確定しません。

アソートを1種類だけ注文して、送料や最低注文金額の条件は満たせますか。

満たせない場合があります。送料、送料が無料になる基準、最低注文金額は商品ごとではなく発送元のまとまりごとに設定されることが多く、アソート1点の金額ではその基準に届かないことがあります。この場合、同じ発送元の商品を合わせて注文するか、送料を負担して少量で注文するかの判断になります。orosy のバイヤーポータルでは、商品の販売単位と配送グループの最低注文金額(設定されている場合)を下回る注文はできません。

お菓子の詰め合わせを指す「アソート」と、仕入れで使う「アソート」は同じ意味ですか。

言葉の意味は同じで、見るべき点が違います。どちらも複数の種類が1つのパッケージにまとまっているものを指します。ただし一般の買い物では中身の種類が関心の中心で、仕入れでは中身の構成に加えて、1回の注文で何個単位になるか、卸価格と発注単位を掛けた金額がいくらになるか、発送元ごとの最低注文金額を満たせるかまでが判断の材料になります。同じ商品でも、見る項目が増えると考えてください。


アソートは中身の組み合わせを表す言葉で、数量を表す言葉ではありません。何個単位で注文するかは発注単位、1回の注文がいくらからになるかは「卸価格 × 発注単位」が答えます。商品名に「アソート」を含む商品670点以上の全件実測(2026-10-07 時点)では、1個単位で注文できるものが311件ある一方、発注単位は最大25個まで分かれました(2026-10-07 実測)。言葉で判断せず、販売単位と卸価格、そして発送元ごとの最低注文金額の3つを見てください。発注単位・入数・ロットの違いは小ロット仕入れと送料、サイズアソートを含むアパレルの発注条件はアパレルの仕入れガイド、卸価格からの値付けは掛け率の計算で解説しています。

orosy 編集部

この記事は AI が作成し、製品の事実と数値は一次出典で照合しています。内容の責任は orosy にあります。

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